- Title ：
- Late kidney injury after transcatheter aortic valve replacement
- TAVI後1年における腎機能障害と予後について
- About ：
- TAVI後1年における腎機能障害(Late kidney injury :LKI）と1年後以降の予後の予測因子を特定することを目的とした。日本の多施設レジストリーに登録されTAVIを受けた患者の内、TAVI後1年における腎機能が評価された1705人を対象とした。急性腎障害（AKI）およびLKIは、クレアチニンレベルの少なくとも0.3 mg / dLの増加、ベースラインから48時間および1年までの腎機能の相対的な50％の減少として定義した。患者は、AKI- / LKI-（n = 1.362）、AKI + / LKI-（n = 95）、AKI- / LKI +（n = 199）、およびAKI + / LKI +（n = 46）の4つのグループに分類した。結果、3年後の累積死亡率は、4つのグループ間で大幅に増加し、AKI + / LKI +群が最も死亡率が高かった（12.5％、15.8％、24.6％、25.8％、P <0.001）。多変量解析により、慢性腎臓病、冠状動脈疾患、AKI、および1年以内の心不全関連の再入院がLKIと有意に関連していることが明らかになった。またAKI- /LKI+およびAKI+/ LKI +は、TAVI後1年以降の死亡率の増加の独立した予測因子であることが明らかになった
- Author ：
- Yuya Adachi, Masanori Yamamoto, Tetsuro Shimura, Ryo Yamaguchi, Ai Kagase, Takahiro Tokuda, Satoshi Tsujimoto, Yutaka Koyama, Toshiaki Otsuka, Fumiaki Yashima, Norio Tada, Toru Naganuma, Motoharu Araki, Futoshi Yamanaka, Shinichi Shirai, Kazuki Mizutani, Minoru Tabata, Hiroshi Ueno, Kensuke Takagi, Yusuke Watanabe, Kentaro Hayashida, OCEAN-TAVI Investigators
