- Title ：
- Identification of Anemia for Predicting Mid-Term Prognosis After Transcatheter Aortic Valve Implantation in Japanese Patients ― Insights From the OCEAN-TAVI Registry ―
- 日本人患者の貧血定義とTAVI後の予後に与える影響について
- About ：
- 貧血患者はTAVI後の予後不良であることが知られているが、一方で日本人コホートにおけるヘモグロビン分布は欧米に比べて低値で推移しており、日本人の最適なヘモグロビンのカットオフ値は、TAVI後の死亡率を層別化するのに役立つ可能性があった。
ROC解析から最適なヘモグロビンカットオフ値を計算し、男性で10.9 g / dL未満、女性で10.4 g / dL未満を貧血と定義した。日本のコホートで定義した貧血の存在は、TAVI後の2年死亡率の独立した予測因子であった。さらにWHO定義の貧血(男性で13.0 g / dL未満、女性で12.0 g / dL未満)においては2年における心血管死において有意差を認めなかったが、本研究で定義した貧血の存在は全死亡だけでなく心血管死においても有意差を認めた
- Author ：
- Onoda H, Ueno H, Imamura T, Ueno Y, Kuwahara H, Sobajima M, Kinugawa K, Tada N, Naganuma T, Yamawaki M, Yamanaka F, Shirai S, Mizutani K, Tabata M, Takagi K, Watanabe Y, Yamamoto M, Hayashida K, on behalf of the OCEAN-TAVI Investigators. Circ Rep. 2021 7; 3:286-293.
