構造的心疾患(SHD)カテーテル治療の多施設レジストリーグループ『OCEAN-SHD研究会』
Optimized CathEter vAlvular iNtervention Structual Heart Disease

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Title
Midterm outcomes after the rescue THV-in-THV procedure: Insights from the multicenter prospective OCEAN-TAVI registry
セカンドバルブによるRescue THV-in-THVの成績
About
【背景】セカンドバルブによるRescue THV-in-THVはTAVI施行時において、TAVI弁の位置不良等のベイルアウト手段として用いられる。本邦における頻度の推移およびそのアウトカムを検討するため、OCEAN-TAVIレジストリを用い検討を行なった。
【結果】2013年から2017年において、Rescue THV-in-THVの頻度は2.6%から0.3%へ減少した。2588例のTAVIの内、Rescue THV-in-THVは26例に認め、その理由は23例がTAVI弁位置不良、3例がTAVI弁の閉鎖不良によるものであった。Rescue THV-in-THV施行後も3例では開胸手術を要し、ペースメーカー、腎障害、脳卒中のリスクは高値であった。生存退院後は、心血管イベントリスク、術後2年までのエコーによる弁口面積や逆流は、非Rescue THV-in-THV施行群と同等であった。
【考察】TAVI時に行うことのできるベイルアウト手段が限られる中、Rescue THV-in-THVを必要時に行う事は妥当であると考えられる。Rescue THV-in-THV施行後もTAVI弁機能は同等に保たれると考えられる。
Author
Hibino M, Tabata M, Ito J, Shibayama K, Obunai K, Watanabe H, Tada N, Naganuma T, Araki M, Yamanaka F, Ueno H, Mizutani K, Higashimori A, Takagi K, Watanabe Y, Shirai S, Yamamoto M, Hayashida K. Catheter Cardiovasc Interv. 2021;97:701-711.