Title:
Prognostic Impact of Regurgitant Volume to Left Atrial Volume Ratio on Ventricular Functional Mitral Regurgitation.
心室機能性僧帽弁閉鎖不全症(VFMR)における、逆流量と左房容積の比率が予後に及ぼす影響
背景
M-TEERを受ける心室機能性僧帽弁閉鎖不全症(VFMR)患者において、僧帽弁逆流量(RVol: regurgitant volume)と左室サイズとの関係については、これまで多くの議論がなされてきた。一方で、僧帽弁逆流量と左房容積(LAV: left atrial volume)との関係を検討した研究はほとんど存在せず、その予後的意義は明らかになっていない。そこで本研究では、VFMR患者におけるRVol/LAV比と臨床転帰との関連を検討することを目的とした。
方法
M-TEER を施行した 1,830 例のVFMR患者を、中央値に基づきlow RVol/LAV 群(RVol/LAV 比 <0.40)とhigh RVol/LAV 群(RVol/LAV 比 ≥0.40)の 2 群に分類し、予後を比較した。主要評価項目は心不全による入院とした。
結果
low RVol/LAV 群の患者は、high RVol/LAV 群と比較して、心不全入院のリスクが有意に高かった(HR 1.25、95% CI 1.03–1.52、P = 0.022)。さらに、多変量 Cox 回帰解析においても、low RVol/LAV は独立した予後予測因子であった。
結論
RVol/LAV 比は、VFMR 患者におけるリスク層別化をするための有用な指標となり得る可能性が示唆された。
Author:
Yoshikawa M, Otsuki H, Kawamoto T, Shibahashi E, Inagaki Y, Saito-Koyanagi C, Kogure T, Yamaguchi J, Yamamoto M, Kubo S, Izumi Y, Saji M, Asami M, Enta Y, Shirai S, Izumo M, Mizuno S, Watanabe Y, Amaki M, Kodama K, Naganuma T, Bota H, Ohno Y, Hachinohe D, Yamawaki M, Ueno H, Nakazawa G, Otsuka T, Hayashida K.
Eur Heart J Cardiovasc Imaging. 2025 Nov 6:jeaf304. doi: 10.1093/ehjci/jeaf304. Online ahead of print.
PMID: 41206595




