Title:
Impact of Annulus Size on Bioprosthetic Valve Failure after Self-Expanding Transcatheter Heart Valves Replacement.
弁輪サイスが自己拡張型人工弁を用いたTAVI後の生体弁不全に与える影響
About:
自己拡張型人工弁を用いたTAVI後の生体弁不全のデータは少なく、またこれまでに報告されている生体弁不全の定義が一定しなかったことで既存のデータで用いられた定義とここ数年で主流となったVARC-3の定義では大きな乖離があり、VARC-3に準拠した生体弁不全については情報はほぼ無い。今回、1211名(平均年齢85歳、女性が80%、平均STSスコア 8.0 ± 5.4%)の自己拡張型人工弁を用いたTAVIを受けた患者における長期データで生体弁不全の発生率ならびに弁輪のサイズが生体弁不全に与える影響を検討した。最長7年のフォロー期間(平均約4年)のコホートで、全死亡は58.1%、弁関連死(VARC-3のBVF stage 3)は1.1%、BVF全体は 2.7%であった。コホート全体で追跡期間のばらつきがあり、人年法を用いて発生率についても検討したが4.9 events per 1000 patient-years (自己拡張型人工弁を用いたTAVI後の患者1000人を1年間フォローしたら4.9症例でBVFが生じる)であった。この患者を大動脈弁のperimeter 72mmかカットオフ(CCI 2023;102;931-943.)にしてSmall aortic annulus (SAA)とlarge aoritc annulus (LAA)の2群に分けたところ、SAAはLAAと比較してBVF発生率は有意に低い結果であった(Adjusted subdistribution HR 0.41, 95%CI 0.17-0.98)。一方で、術後の生体弁における平均圧較差 ≥20mmHgやSevere PPMはBVF発生には何ら寄与しない結果であった。結論として、80歳以上・high-risk患者においては、自己拡張型人工弁を用いたTAVI後の生体弁不全の頻度はかなり少なく、その中でも小さい弁輪の患者はより生体弁不全が少ないことが示された。
Author:
Hioki H, Yamamoto M, Shimura T, Shirai S, Ishizu K, Ohno Y, Yashima F, Naganuma T, Watanabe Y, Yamanaka F, Nakazawa G, Noguchi M, Izumo M, Asami M, Nishina H, Fuku Y, Otsuka T, Hayashida K; OCEAN-TAVI Investigators.
Am J Cardiol. 2025 Sep 15;251:10-17. doi: 10.1016/j.amjcard.2025.05.008. Epub 2025 May 8.
PMID: 40348045




