Title:
Clinical impact of early changes in guideline-directed medical therapy after mitral valve transcatheter edge-to-edge repair
M-TEER後早期のGDMT強化が予後に与える影響
背景:
経皮的僧帽弁接合不全修復術(M-TEER)は、機能性僧帽弁逆流(FMR)および左室駆出率(LVEF)低下患者に対する確立された治療法である。理想的には、ガイドラインに基づく薬物療法(GDMT)はM-TEER前に十分に導入されるべきだが、この手技により術後早期のGDMT調整が可能になる場合がある。
目的:
M-TEER後、退院時のGDMTの内服状況が予後に与える影響を明らかにするとともに、M-TEER後のGDMTの変化と予後との関連についても評価することを目的とした。
方法
M-TEERが施行されたFMRかつLVEF<50%の症例を対象とし、退院時に処方されたGDMTの種類数に基づき、Single(N=183)、Double(N=505)、Triple(N=630)、Quadruple(N=320)に分類した。M-TEER前から退院までの変化は、Increased(N=271)、Unchanged(N=1219)、Decreased(N=148)に分類した。主要評価項目は1年以内の全死亡または心不全再入院の複合エンドポイントとし、退院時のGDMTの種類数およびM-TEER後のGDMTの変化と、その後の転帰との関連を評価し、た。
結果
主要エンドポイントは357例(22%)で発生した。イベント率は退院時のGDMTの種類が多いほど低下した(Single 32%、Double 24%、Triple 21%、Quadruple 14%、P<0.001)。Cox多変量解析でも、退院時のGDMTの種類が多いほど予後良好であることが独立して示された(ハザード比 0.83、95%信頼区間 0.73–0.95)。一方でM-TEER前のGDMTの種類は予後との関連はみられなかった。またM-TEER後のGDMTの変化については、GDMTがM-TEER後に減少した群(Decreased)と比較して、増加した群(Increased)では有意な予後改善が認められた(ハザード比 0.62、95%信頼区間 0.39–0.99)。
結論
M-TEERが施行されたLVEF<50%のFMR症例において、退院時のGDMTクラス数が多いこと、および入院中にGDMTを増量することがより良好な転帰と関連していた。術後早期のGDMT強化が予後に与える影響ついては、さらなる検討が求められる。
Author:
Ayano Yoshida, Masanori Yamamoto, Gaku Nakazawa, Kazuki Mizutani, Nobuhiro Yamada, Naoko Soejima1, Takayuki Kawamura, Hiroki Matsuzoe, Tatsuya Miyoshi, Mike Saji, Shunsuke Kubo, Masahiko Asami, Yusuke Enta, Shinichi Shirai, Masaki Izumo, Shingo Mizuno, Yusuke Watanabe, Makoto Amaki, Kazuhisa Kodama, Hisao Otsuki 16, Toru Naganuma, Hiroki Bota, Yohei Ohno, Masahiro Yamawaki20, Hiroshi Ueno, Daisuke Hachinohe , Yuki Izumi, Tetsuro Shimura, Atsushi Sugiura, Toshiaki Otsuka, and Kentaro Hayashida; on behalf of the OCEAN-Mitral Investigators




