Title :
New Measurements Using Computed Tomography Predict Success of Left Atrial Appendage Closure
左心耳閉鎖術の成功の予測に関するCTを用いた新規計測方法
About :
背景
左心耳閉鎖術(LAAC)を受ける患者において、術前スクリーニングとして経食道心エコー(TEE)およびコンピュータ断層撮影(CT)が広く施行されている。しかしながら、手技におけるデバイス成功(device success:DS)を正確に予測する確立された方法は依然として明確ではない。
目的
本研究は、ランディングゾーンおよび左心耳内中隔の存在に着目した新たな術前CT評価法が、DSの予測能を向上させるかどうかを検討することを目的とした。
方法
日本の多施設レジストリに登録され、Watchman FLX(Boston Scientific社、米国)を用いてLAACを施行された560例を解析した。術前CTの多断面再構成画像により、左心耳ランディングゾーン径(Dland)、左心耳長(L)、および左心耳内中隔により分けられた主ローブ入口径(Dlobe:左心耳内中隔が存在する場合)を測定した。これらの計測値に基づき、
Rcal = L / (Dland − Dlobe)
と定義される比(Rcal)を算出し、DSの予測に用いた。この比の予測性能をROC曲線解析により評価し、従来のCTおよびTEE由来のdepth-to-ostium比と比較した。
結果
DSは95.5%(535/560例)で達成された。Rcalの平均値は、成功群と比較して不成功群で有意に低値であった(0.66±0.25 vs. 1.00±0.28;P<0.001)。
RcalはDSを良好に予測し、ROC曲線下面積(AUC)は0.872であった(P<0.001)。最適カットオフ値0.77において、感度80.0%、特異度83.4%を示した。
Rcalの予測性能は、CT depth/ostium比(AUC:0.552)およびTEE depth/ostium比(AUC:0.456)と比較して優れていた。
結論
左心耳ランディングゾーンの形態および左心耳内中隔を考慮した新規CT指標であるRcalは、Watchman FLXのデバイス成功を予測する。RcalはLAAC前の患者選択および術前計画の改善に寄与する可能性がある。
Author :
Ryo Yamaguchi; Masanori Yamamoto; Mitsuru Sago; Tatsuya Tsunaki; Ai Kagase; Takahiro Tokuda; Tetsuro Shimura; Masahiko Asami; Daisuke Hachinohe; Toru Naganuma; Yohei Ohno; Tomoyuki Tani; Toshiaki Otsuka; Gaku Nakazawa; Yusuke Watanabe; Masaki Izumo; Yuki Izumi; Mike Saji; Shingo Mizuno; Shinichi Shirai; Masaki Nakashima; Shunsuke Kubo; Shuhei Tanaka; Hiroshi Ueno; Kentaro Hayashida; on behalf of the OCEAN-LAAC investigators.




