構造的心疾患(SHD)カテーテル治療の多施設レジストリーグループ『OCEAN-SHD研究会』
Optimized CathEter vAlvular iNtervention Structual Heart Disease

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新年のご挨拶 代表理事より

2022年1月4日  著者:林田健太郎 慶應義塾大学  活動記録


あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

昨年はCOVID-19の二年目となり、我々の本業である循環器診療との両立にみなさん大変苦労されたのではないかと思いますが、少しずつ状況が改善する兆しが見えてきた年ではないかと思います。

今年2022年はAlain Cribier先生がTAVIのfist in
manwを行ってからちょうど20周年という記念すべき年になりますが、我々OCEAN-SHD
familyとしても、前身となるFranceのMassy- Henri-Mondor
registryを開始してからちょうど10年という節目の年になります。

OCEAN-SHD研究会は、「SHD領域において日本から世界に向けて対等なパートナーとして発信し、医学の発展に寄与し世界中の患者さんの治療成績を向上させること」を目的として2013年に創設されましたが、これまで90報以上の論文を世に送り出すことができました。
これもひとえに参加施設の先生方のご尽力の賜物と心より感謝申し上げます。

また参加施設は、一切招待ではなく自らの強い意志でこの枠組みに参加し、政治的なしがらみにとらわれず、常に患者さんにとって何がベストな治療なのかという視点からのみデータを発信し、世界の医療の発展に貢献していくという共通の「志」を持っている仲間です。
開始当初の参加施設は4施設でしたが、現在Mitral、LAACを入れて25施設と年々仲間が増えてきました。

今年2022年は当たり年で、はTAVI 8000例のregistryの完成、Mitral,
LAACのregistryも完成予定です。質の高いデータベースが完成しますので、特に若い先生方に日常臨床における疑問を投げかけ検証していただき、自己実現にぜひ役立てていただけたらと思います。
さらにそれぞれの新EDCも完成予定ですので、より精度の高いデータをリアルタイムに発信していくことが可能となります。

また新しい試みとして昨年からAI研究やRCT、さらにはリレーブログやYouTubeチャンネル開設、PCR Tokyo valvesとの連携など多岐にわたっています。
ぜひ先生方と今年もさらに新しく価値のあることを仲良く楽しく一緒にやっていきましょう。

本年が皆様にとってさらに実りある素晴らしい年になりますことを心より祈念しております。

2022年元旦
社団法人OCEAN-SHD研究会 代表理事
林田 健太郎